COLUMN

健康コラム

Vol-127 食物繊維

2007.11.16

【食物繊維】

 今回は、食物繊維についての情報をお伝えしたいと思います。

 食物繊維は、食品に含まれているなかで、消化吸収されにくい栄養成分のことです。
 海藻や果物、こんにゃくに含まれる水溶性食物繊維、穀類や豆類、根菜に含まれている不溶性食物繊維、えびやかにの殻に含まれている動物性の食物繊維があります。

水溶性食物繊維……水溶性食物繊維は保水性が高く、粘り気のある食物繊維です。ブドウ糖の吸収をゆるやかにして糖尿病を予防したり、コレステロールの吸収を抑制して、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があります。
(こんにゃく・こんぶ・わかめ・寒天など)

不溶性食物繊維……不溶性食物繊維は、水分を吸収して数倍にふくれて、食べ物のカスや有害物質の排出を助けます。
(大豆・あずき・ごぼう・ライ麦・ココアなど)

動物性食物繊維……キチン・キトサンは、かにやえびの殻に含まれる動物性の食物繊維です。キチン・キトサンには、コレステロール値を下げ、余分な塩分を排出する作用があるので、高血圧、肥満などの生活習慣病の予防に効果的です。

 食物繊維は、ほとんど消化吸収されないので、食物繊維が人のからだを構成したり、エネルギーになることはありません。
 しかし、口でかむ回数を増やして唾液を多く分泌することで満腹感を与えたり、胃腸でのブドウ糖やコレステロールの急激な吸収を抑えるはたらきがあります。そのため、肥満、血糖値の急激な上昇、生活習慣病の予防、歯を強くし、コレステロール値を下げる効果があります。また、便の量を増やし、やわらかくして、排便をスムーズにするので、大腸がんの予防、食品添加物などの毒性を軽減するはたらきもあります。

 食物繊維が不足すると、便秘や肥満、高血圧やがんなどの生活習慣病、虫歯などになりやすくなります。
 

 このように、高血圧、高脂血症、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病にも関係している食物繊維みなさんは不足していませんか? 野菜嫌いの人、便秘がちの人は、食物繊維が不足していることが多いので、意識的に摂取することをおすすめします。

 日頃の食生活で自分がどれぐらいの食物繊維を摂取しているかわからない方は、当クラブの栄養サポートシステムで食事内容のカウンセリングしてみてはいかがでしょうか。
 以前、マラソンの高橋尚子選手の食事管理をされていた河合美香さんが個人個人の運動量や生活習慣に合わせて必要なエネルギーや栄養素をわかりやすく図や表でアドバイスしてくれますので、現在の自分の栄養状態がよくわかると思います。栄養サポートシステムは入門版と実践版の2種類があります。
 入門版は840円、実践版は2,100円です。入門版で一日の食事内容を細かく分析しますが、更に詳しく分析してみたい方には実践版をお薦めいたします。是非一度ご利用され参考にしてみて下さい。
                            < 文 定守 毅 >
icon-02前ページ 次ページicon-01
クラブコングスタッフの健康情 クラブコングスタッフの健康情報

ページトップへ戻るページトップへ戻る