COLUMN

健康コラム

Vol-123 ストレッチング

2007.10.19

【ストレッチング】

 先週の健康情報では、パートナーストレッチについて紹介しています。今週の健康情報はストレッチングの目的、効果、注意点などについて書いてみたいと思います。しかし、一言でストレッチングと言っても様々です。大きく分けて二種類「静的ストレッチ」と「動的ストレッチング」があります。今回の健康情報は「静的ストレッチ(スタティックストレッチ)」について書きます。

 ストレッチ(=stretch)とは英語で引っ張る、伸ばすという意味です。ストレッチング(=stretching)とは引っ張る、伸ばす動作のことを言います。スポーツ現場における「ストレッチング」とは筋、腱を伸ばす運動のことを言います。

 ストレッチングの目的とは、大きく分けて二つあります。ウォーミングアップとクールダウンです。その他に、リハビリテーションや骨格筋の柔軟性増大などが考えられます。

ウォーミングアップ……ウォーミングアップの注意点は、最初に身体(筋温)を温めることです。軽めの有酸素運動(エアロバイク、ウォーキング、ジョギングなど)を十分に行ってからストレッチングを行います。よくある間違いは順番を逆にしてしまうことです。身体(筋温)が温まっていないと筋はあまりストレッチされません。身体(筋温)が温まった状態でストレッチングを行うことで、より効果を発揮し身体を動かしやすく、また怪我の防止にもつながります。

クールダウン……クールダウンでもウォーミングアップ同様、低強度の有酸素運動後にストレッチングを行います。低強度の有酸素運動で、全身の血液循環を促進させ乳酸などの疲労物質を除去します。その後にストレッチングを行うことで、疲労回復が促進されると考えらえています。

ストレッチングの効果……筋の柔軟性増大、緊張緩和、血液循環の増大、神経機能の向上など。しかし、いくつかの注意点に気をつけなければ、正しい効果を得られないだけでなく、怪我につながったりして逆効果になることがあります。

※注意点……無理をしない(柔軟性は人それぞれです。痛みを伴わないで、伸ばしている筋が意識できる範囲で行います)、呼吸を止めない、身体が温まった状態で行う。

 ストレッチングは、スポーツ、健康の維持増進など、様々な場面において絶大な効果を発揮します。クラブコングでは適切なストレッチングの指導を行っています。少しの関節角度、身体の向きの違いで筋の伸び方が全く変わります。ストレッチングは、以前から行っていたがクラブコングで指導してもらい今までで一番、効果を感じたと言ってくださった方もおられます。運動をされている方ならば、必ずストレッチングをされていると思われます。一度、自分の行っているストレッチングを見直してみてはいかがでしょうか?

                             <文 濱崎 耕平>

追伸
 先日、二人の息子の運動会を見に行きました。僕は今年の運動会をいつもより楽しみにしていました。それは弟、明也の初めての運動会、そして兄、旺介は今年からリレーを走るということに期待と不安に胸を膨らませていました。当日の朝、しっかり走れるように旺介にパートナーストレッチをしました。「息を吐きながらリラックス」と言うと可愛く「ハァハァハァ」と。ストレッチングは呼吸をしながらリラックスすることが大切です!

 快晴の中、明也は初めての運動会を満喫し、いよいよ旺介のリレーです。同じクラスが紅白に分かれてスタートし旺介の番に僅かにリードされていたので声援にも熱が入りました。「いけぇ〜旺介!!」バトンをもらい振り返り走り出そうとした瞬間、バトンを渡し終えた相手の前走がまだコースに残っていて衝突。旺介はこけてしまい差がどんどん開いてしまいました。結局その差が埋められず旺介のチームは負けてしまいました。リレーを終えテントに帰り、次の競技を応援している友達らに背を向けて一人砂遊びしている息子を見かねて、僕は先生の目を盗みテント裏へ。息子は黙って僕にしがみつき離れません。彼なりに勝負をしていたのですね。いつの間にか成長しているなぁと思うと目頭が熱くなり何も言い訳しない息子を抱き上げ「頑張ったなぁ」と言うのが精一杯でした。息子の姿に自分は何かのせいにして言い訳してないかを考えさせられました。そして息子二人と一緒に「いい男」にならねばと心に誓い慌てて仕事に向かいました。
icon-02前ページ 次ページicon-01
クラブコングスタッフの健康情 クラブコングスタッフの健康情報

ページトップへ戻るページトップへ戻る