COLUMN

健康コラム

Vol-109 不整脈

2007.06.05

【不整脈】

 今回は心臓の拍動リズムの乱れの不整脈についての情報をお伝えしたいと思います。

 心臓は一般の方で1分間に60〜90回の収縮と拡張を規則正しく繰り返して、血液を全身に送り出しています。ところが、この拍動が早くなったり、乱れたり、遅くなることがあります。これを不整脈といいます。
不整脈の中で最も多いのが「期外収縮」です。脈がとぎれたり、リズムが乱れ、一瞬、心臓が止まったように感じます。
二番目に多いのが、脈拍がバラバラに乱れる「心房細動」です。心臓疾患があったり、冠動脈の動脈硬化が進むと起こりやすく、心不全に進む可能性があります。
突然、はげしいどうきが起こる「発作性頻拍症」は精神的な要因が引き金になることも多いのですが、心臓疾患が原因の場合は危険なことがあるので注意が必要です。
脈が異常に遅くなる「房室ブロック」は、心臓の心房から心室への刺激が伝達されないことが原因で、脳への血流が急激に減るため、意識を失うことがあります。これをアダム・ストークス症候群といいます。

 不整脈の原因はさまざまです。狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症などの心臓病が原因のこともあれば、精神的なストレス、喫煙や過労などによって引き起こされることもあります。

 不整脈がある人が第一に改善しなければならないのは高血圧です。血圧が高いと動脈硬化が促進されます。このほかにも、ストレス、疲労は大敵です。
食事で血圧を下げるには、まず、塩分の摂取量に注意してください。1日の塩分摂取量の目安は、5g以下です。
動脈硬化の進行を抑えるには、肉類の食べ過ぎや脂っこい食事、バターや生クリームなど、コレステロールや動物性脂肪の多い食品はひかえる必要があります。

不整脈があると、運動は禁止だと思われているかもしれませんが、必ずしもそうではありません。もちろん、運動をするには医師の許可が必要ですが、許可を受け安全に運動を続けることが大切です。

当クラブでは、力みなどによる血圧の上昇をおさえ血圧に負担をかけずに安全にトレーニングを行うように指導しています。パワーチェンジトレーニングは静脈の帰結血流を促進し全身の血行が促進されるので、心臓の負担を軽減することもできるとおもわれます。

また健康体操やウォーキングなどの低強度の運動を行うことにより、血圧を低下させ、血液中のHDLコレステロールを増加させ中性脂肪減少の効果を期待できます。さらにからだを動かすことはストレス解消にもなります。適度な運動を生活の中にいれ、続けることが大切です。

クラブコングではただいま、入会キャンペーンを行っております。この機会に是非一度、見学におこしください。スタッフ一同お待ちしております。

<文  定守 毅>
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