COLUMN

健康コラム

Vol-108 喫煙

2007.05.31

【喫煙】

 今回の健康情報では喫煙についてお伝えしたいと思います。
喫煙とは植物を乾燥、発酵させと物に火をつけて煙を吸引する行為のことをいいます。

 タバコを吸うと肺がんになりやすいという話は皆さん、よく耳にすると思います。しかし最近ではタバコの煙はタバコを喫煙している人だけでなく周りにいる人の健康にまで悪影響を及ぼすということが明らかになり大きな社会問題となっています。

 タバコの煙には約4,000種類以上もの化学物質が含まれており、そのうちの200 種類以上は有害化学物質です。タバコの煙の中に含まれる有害物質の中で特に重要な物質をあげると、発がん物質、ニコチン、一酸化炭素,刺激物質の4つのグループに分けられます。そして、一酸化炭素や、刺激物質などは、フィルター付タバコでもほとんど除くことはできません。これらの有害物質は吸う本人にいろいろな病気を引き起こすだけでなく、お腹の赤ちゃんから、周囲の人たちにもそれぞれの健康に悪い影響を及ぼします。 
1本のタバコに含まれている発がん物質やタールは極微量ですが、1日に20本、30 本と吸い続けていると,「塵も積もれば山となる」の諺どおり、長い間に肺は真黒になります。そして肺がんによる死亡率は、1日15本から24本吸っている人で、タバコを吸わない人の約5倍、1日50本以上のヘビースモーカーでは約9倍という恐ろしい結果になっているようです。しかし、タバコをやめた人では約2倍にとどまっています。
またタバコの煙は心臓血管系機能へも影響を与えます。タバコを吸うと直ちに血圧が上昇し、心拍数が増え、指先の皮膚温度が低下します。特に心臓血管系の病気にかかっている人の場合には、致命的な心臓発作をまねきかねません。この心臓血管系への急性変化は、主としてタバコの煙に含まれているニコチンによるものとみられています。
その他にも慢性気管支炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、歯周病などにも悪影響を及ぼしています。
またタバコを吸うと頭がすっきりするといわれますが、実験した結果では、喫煙によって逆に精神作業能力が低下することが証明されているようです。これはニコチンの血管収縮作用と、一酸化炭索によるカルボキシヘモグロビン濃度の上昇によって、中枢神経系への酸素供給が低下するからだとみられています。従って、タバコが、イライラやストレス解消によいという考えは間違いだったのです。イライラした時や考えごとをする時の気分転換には運動が最適です。タバコの悪影響を除外し身体を動かして心身のリラックスを図りましょう。

クオリティーオブライフ(生活の質)を考えたとき、タバコがなくて運動のある生活のほうが健康で充実したものになるのではないでしょうか。只今、クラブコングでは入会金無料キャンペーン実施中です。是非この機会にご入会を!

<文  濱崎 耕平>
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