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COLUMN
健康コラム
怪我からの復帰(小嶋敬二 魔の3日間)
2008.01.23
実際、このロシアンインターバルをやった選手に聞いてみると苦しいのは始めの3日間で、4日目から嘘の様に楽になるというのです。しかし、それを我慢出来ないのが持久力を回復出来ない理由だと気づかないで、やめてしまうのです。
小嶋(敬二)君にも、その所を詳しく説明しました。
「私は少々鈍いので、苦しいのは平気です」と言っていましたが、やはり苦しかった様です。しかし彼は歯を食いしばって魔の3日間を乗り越えた様です。
「それが出来たらグランプリは、最後の一周で残り半周になったら思い切って全力で行っても大丈夫だよ。ゴール前は持ちこたえてくれるから」
グランプリでのレースは皆さんも見た事と思いますが、実に素晴らしいレースでした。後に付けていた渡邉晴智選手が小嶋君のダッシュが余りに凄かった為に千切れてしまい、別線の伏見俊昭選手に付けられてゴール前、僅か数cm差されてしまいましたが、勝ったも同然の2着でした。持久力は完全に戻っていました。
2008年の小嶋選手は益々強くなると思わせる様なグランプリでした。
実際この原則は、どのスポーツにも同じことなのです。持久力をつける練習は最初の3日間が物凄く苦しいのです。しかし、3日を過ぎると楽になることを信じて続けてみて下さい。
皆さんは、どう考えますか?
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コラムの著者
寺門敬夫
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