COLUMN

健康コラム

Vol-131 アルコール性肝障害

2007.12.13

【アルコール性肝障害】

 忘年会シーズンも近づき、お酒などアルコール類を飲まれる機会が多くなる時期だと思います。アルコール性肝障害は肝臓に起こる病気で、主に飲酒が原因です。
 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるように、かなり悪化しないかぎり目立った症状は起こりません。アルコール性肝障害は本人が気づかないうちに進行して、肝機能の低下を招きます。今回の健康情報はアルコール性肝障害についてお伝えしたいと思います。

アルコール性肝障害
お酒の飲み過ぎが肝臓に悪いことは皆さんもご存知だと思います。度を越した飲酒を続けていると、肝細胞が傷つけられ、アルコール性肝障害が起こります。アルコール性肝障害は、アルコール性脂肪肝から始まって、順を追って悪化し、最終的に肝硬変に至ります。

アルコール性脂肪肝
肝細胞に脂肪がたまった状態。症状はほとんどありません。肝機能検査ではγ-GTPが高値になっています。1ヶ月程度飲酒をやめれば、改善されますが、放置すると進行します。

アルコール性肝炎
飲酒の習慣がある人が、年末年始などで2〜3週間の短期間に大量に飲酒したことによって肝炎をおこすケースです。繰り返すと、肝繊維症や肝硬変に進行します。

アルコール性肝繊維症
飲酒によって破壊された肝細胞は修復されますが、そのときに繊維化が進みます。そのため肝機能がしだいに低下してしまいます。飲酒をやめれば、ある程度は改善しますが、進行すると肝硬変に至ります。

アルコール性肝硬変
常習的に飲酒している人で、肝炎や肝繊維症を繰り返した結果、繊維化が進み、かたくなって肝機能が著しく低下する。アルコール依存症の人によく見られます。


 アルコール性肝障害の原因は、ずばり飲酒です。お酒の飲み過ぎの一点に尽きます。アルコールは肝臓で水と二酸化炭素(炭酸ガス)になって排泄されます。体内でアルコールを分解する際に生じるアセトアルデヒドが、肝細胞を傷つけ、破壊して肝機能を低下させています。
 お酒を大量に飲むほどアセトアルデヒドが多く発生し、そのぶん肝細胞が傷つけられてしまいます。

 お酒の飲みすぎには十分に注意をし、週に2回は休肝日を作る様にしてください。また、栄養バランスのとれた食事と運動をするなど、生活習慣の改善が大切です。運動には、血圧を低下させ、血液中のHDLコレステロールを増加させ中性脂肪減少の効果が期待できます。さらにからだを動かすことはストレス解消にもなります。

 クラブコングでは、ウエイトトレーニングをされた事がない方でも、スタッフが個人個人にあったトレーニングメニューを作り指導させていただいておりますので、安心してウエイトトレーニングを行っていただけます。
 見学は随時行っておりますので、是非一度お越しください。

< 文 定守 毅 >

アルコール性肝炎
飲酒の習慣がある人が、年末年始などで2〜3週間の短期間に大量に飲酒したことによって肝炎をおこすケースです。繰り返すと、肝繊維症や肝硬変に進行します。

アルコール性肝繊維症
飲酒によって破壊された肝細胞は修復されますが、そのときに繊維化が進みます。そのため肝機能がしだいに低下してしまいます。飲酒をやめれば、ある程度は改善しますが、進行すると肝硬変に至ります。

アルコール性肝硬変
常習的に飲酒している人で、肝炎や肝繊維症を繰り返した結果、繊維化が進み、かたくなって肝機能が著しく低下する。アルコール依存症の人によく見られます。


 アルコール性肝障害の原因は、ずばり飲酒です。お酒の飲み過ぎの一点に尽きます。アルコールは肝臓で水と二酸化炭素(炭酸ガス)になって排泄されます。体内でアルコールを分解する際に生じるアセトアルデヒドが、肝細胞を傷つけ、破壊して肝機能を低下させています。
 お酒を大量に飲むほどアセトアルデヒドが多く発生し、そのぶん肝細胞が傷つけられてしまいます。

 お酒の飲みすぎには十分に注意をし、週に2回は休肝日を作る様にしてください。また、栄養バランスのとれた食事と運動をするなど、生活習慣の改善が大切です。運動には、血圧を低下させ、血液中のHDLコレステロールを増加させ中性脂肪減少の効果が期待できます。さらにからだを動かすことはストレス解消にもなります。

 クラブコングでは、ウエイトトレーニングをされた事がない方でも、スタッフが個人個人にあったトレーニングメニューを作り指導させていただいておりますので、安心してウエイトトレーニングを行っていただけます。
 見学は随時行っておりますので、是非一度お越しください。

< 文 定守 毅 >
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