松本 整
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COLUMN
健康コラム
「肩の痛み」:肩こり(その2)
2007.12.05
前回は『肩こり』の原因、症状、治し方についてお話しました。今回は『肩こり』を起こさないように予防する体操についてお話します。具体的な内容は以下のやり方です。実践してみてください!
—肩こり体操—
1)両手の圧迫体操
両手でお祈りをするような格好(両手のひらを合わせる)で肘をできるだけ肩関節と同じ高さとし、左右に張って、背中を丸くして、息を吐きながら、手のひらを圧迫してお祈りをする動作を5秒間行い、3秒緩めるのを繰り返します。
2)肘を伸ばす体操
両肘関節を伸ばし、両手を組んで、肩の高さまで水平に前にあげ、この位置で十分に肘を伸ばして手のひらを圧迫します。5秒圧迫し、3秒緩めるのを繰り返します。さらに「伸び」をするように指だけ組んで、両手のひらを外側に向け、前腕を内側に回して(回内)肘を伸ばします。
3)肩すくめ体操
できるだけゆっくりと肩をすくめ、首を縮め、そしてゆっくりと肩をおろします。次に胸を張り、その後胸すくめ運動を行います。できれば肩すくめのとき息を吸い、肩をおろすときにゆっくりと息を吐きます。同様に胸を張るとき息を吸い、胸をすくめるときに息を吐きます。
4)おでこ押さえ体操
�頚椎の前屈抵抗運動
両手を組んで額におき、抵抗を与え、これに抗して頚椎前屈を行います。5秒間、息を吐きながら力を入れ、2秒休み、これを繰り返します。
�頚椎の後屈抵抗運動
同様の要領で、後頭部に手をあて抵抗を与え、これに抗して後屈を行います。5秒間、息を吐きながら力を入れ、2秒休み、これを繰り返します。
�頚椎の側屈抵抗運動
同様の要領で、側頭部に手をあて抵抗を与え、左右交互に行います。
ここまで実践してみて気付きましたか?そう、皆さんが「肩が凝った」ときに何気なくする「身体の動き」が自然に肩こりを予防する体操になっていることに。
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コラムの著者
寺門厚彦
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