松本 整
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COLUMN
健康コラム
怪我を根性で治そうとする者は一流にはなれない(その3)
2007.09.26
各分野の専門家の意見を要約すると2つのポイントがありました。
運動を休む事によって、まずは筋力(パワー)が落ちます。しかしパワーは目に見えるし、回復も意外に早いものですが、心肺機能(スタミナ)はパワーと比べ気が付かない事が多いのです。
長いこと試合を休んだ後、試合に出て負けるとレース感がなくて、負けたと思われがちですが、実は心肺機能が落ちていて、負けてしまうのです。だから、怪我からの復帰には、この2つの要素を上手く組合せたメニューが必要になります。
もう1つのポイントは、少しでも早くリハビリを開始しないと筋力はどんどん落ちてしまう事です。1日ベッドで何もしないで動かないでいると、筋力は3〜6%もダウンしてしまうのです。
ところが病院で大切な事は“安静”なのです。
“怪我をした人は病人ではない”傷ついた場所は安静が必要ですが、それ以外は一刻も早くトレーニングを開始することが、筋力と心肺機能維持の為には必要だという事が、一般的にはまだ認知されていませんでした。
病院(ドクター)との争いが始まりました。
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コラムの著者
寺門敬夫
ドクターズ コラム
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