【不眠】
最近、当クラブの会員さんから、年のせいか、夜中に何度も目が覚めたり、朝早くに目が覚めることが多くなって、昼間に眠たくなるというお話を聞きましたので、今回の、健康情報は、不眠についてお伝えしたいと思います。
「睡眠」とは、脳と体が休息している状態です。私たちが、夜になると自然に眠たくなるのは、主に次の3つの要素が睡眠をコントロールしているためです。(不眠症は、睡眠をコントロールする要素が乱れておこります。)
1)体内時計のリズム
私たちの体には、昼間活動して夜眠るというリズムがあります。体温や血圧、ホルモンによって、ほぼ1日周期に調整されています。これが、「体内時計」です。体内時計のリズムが乱れると、寝つきが悪くなったり早朝に目が覚めることがあります。
2)睡眠の要求
脳と体が睡眠を欲する強さです。睡眠が不足していたり、体が疲れていると、脳と体が休息を必要として睡眠の要求が強くなります。
3)リラックス度
睡眠時に脳と体がリラックスしているかです。緊張などでリラックスできていないと、睡眠の質が悪くなります。
安定した睡眠をとるためには、これらの3つの要素が整っていることが大切です。これらの乱れは
「不眠症」の原因になります。次回、僕が担当する回の健康情報では、
不眠症のタイプと原因について、ご紹介していきたいと思います。
快適な睡眠を得るためには、低強度な運動が必要です。普段運動されていない方が、急に強度の強い運動をすると、身体全体が興奮して、かえって眠りにくくなってしまうことがあります。また高齢者の方は、睡眠が浅くなり易いので、低強度の運動をすることで、質の高い眠りへ導きます。日頃、運動をあまりしない人、高齢者には、エアロバイク、ウォーキング、ストレッチ、などから始めるのが良いと思います。
当クラブのスタジオレッスンが10月より変更になります。ルーシー・ダットン、ヨガピラティス、姿勢美人など新しいレッスンが加わります。寝つきが悪いと言われる方には、このような低強度なレッスンをはじめ、健康体操、キュアストレッチなどのスタジオメニューは、大変お勧めです。
これらのメニューは運動によって、全身の血流を促進させ、体温を上げます。そして運動後、体温が下がっていく時に、眠りやすくなるという効果があります。また、入浴などで心身をリラックスさせるのも良いと思います。不眠傾向にある方は、あまり眠らなければと、神経質にならないように、ゆっくりした気持ちで、布団に入る様に心がけましょう。
< 文 定守 毅 >