松本 整
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COLUMN
健康コラム
怪我を根性で治そうとする者は一流にはなれない(その1)
2007.07.18
こんにちは。はじめまして寺門敬夫と申します。私は昭和45年以来、約35年間静岡県の伊豆にある競輪学校の校医として、プロのスポーツ選手と共に生活し多くの競輪選手の本当の姿を見て参りました。これから私は競輪選手の表舞台からではなく、裏面より見たスポーツ選手という点にスポットを絞り、思い出すことを書いていきたいと思います。
毎年、私は競輪学校でスポーツ医学の講義を担当しておりましたが、その講義の中で必ず触れた事柄で「怪我を根性で治そうとする者は一流になれない!」「怪我を根性で治せない者は一流になれない!」というのがありました。これら矛盾した二つの言葉ですが、これが矛盾していないことに気が付いたとき一流選手になれるよという内容でした。
多くの競輪学校生徒が狐につままれたみたいに、訳の分からない顔をしておりましたが、あえて答えを教えませんでした。
“二つの相反する言葉が共に正しいということが解ったときに一流のプロになれる”というのが私の考えですが、皆様はお解かりになれますか?
次回からプロの例をあげてお話してみたいと思います。
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寺門敬夫
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