COLUMN

健康コラム

Vol-167 不眠症

2008.11.10

 前回、僕が担当した回の健康情報では、不眠についてお伝えしました。
今回は、不眠症のタイプと原因についてお伝えしていきたいと思います。

 睡眠不足が原因で、昼間に「疲労感」「集中力の欠如」「体や気分の不調」など、日常生活に影響を及ぼす状態が、不眠症です(不眠が続くと、「高血圧」や「糖尿病」「うつ病」を発症しやすくなり、その悪化につながるという報告もあります)。
 
不眠症には主に「入眠障害」「中途覚醒」「早朝覚醒」「熟眠障害」の4つのタイプがあり、それぞれ対処法がことなります。なお、熟睡感がない熟眠障害は、ほかのタイプに伴って起こることが多く、その対処をすることで改善が期待できます。

入眠障害
寝つきが悪い状態である入眠障害は、お年寄りだけでなく若い人や中年の人にもよくみられます。
 <原因>
本当は、まだ眠くないのに、無理に眠ろうとすることが、要因の1つです。
体内時計が睡眠の準備を始めていないと眠れません。また、眠れない日が続くと不眠への不安や恐怖感が起こってリラックスできず、目が冴えて眠れなくなります。

中途覚醒
夜中に何度も目が覚めるタイプで、お年寄りに多くみられます。
 <原因>
体が欲する睡眠時間よりも長く床の中で過ごすと、夜中に何度も目が覚めた
り眠りが浅くなったりします。高齢になると、退職や子供の自立などで自由な時間が増え、早く床に入るようになりがちです。一方で、代謝がやや低下し、昼間の活動量が減少して、体が欲する睡眠時間が減ります。中高年になると6〜7時間で十分です。

早朝覚醒
朝早く目が覚め、夜は早い時間に眠くなってしまう早朝覚醒もお年寄りに多くみられます。
 <原因>
年をとると、体内時計のリズムが前へずれやすくなるため、早朝に目が覚めてしまいます。また、若い年代の人は、朝起きてから夜眠くなるまでの時間が14〜16時間程度ですが、お年寄りでは12〜14時間程度と短くなるため、夜に遅くまで起きているのがつらくなります。

このように、不眠症といっても、いろいろなタイプがあり、自分の睡眠の特徴を知って、適切に対処することが必要です。次回、僕が担当する回の健康情報では、不眠症の対処法を、ご紹介していきたいと思います。
 
 快適な睡眠を得るためには、生活の中に低強度な運動を取り入れる事が大切です。

 クラブコングでは、初心者の方から上級者の方まで楽しんで頂けるように、いろいろなスタジオレッスンを用意しております。先月から、ルーシー・ダットン、ピラティス、姿勢美人など新しいレッスンが加わり大変好評でたくさんの会員さんがスタジオレッスンに参加されるようになりました。
 寝つきが悪いと言われる方には、このような低強度なレッスンをはじめ、健康体操、キュアストレッチなどのスタジオメニューが、大変お勧めです。これらのメニューは運動によって、全身の血流を促進させ、体温を上げます。そして運動後、体温が下がっていく時に、眠りやすくなるという効果があります。あまり眠らなければと、思いつめずに、ゆったりした気持ちで、いる様に心がけましょう。

< 文 定守 毅 >
   
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